プロ野球の将来

近鉄オリックスの合併合意はいよいよ一リーグ制の布石となるのか?プロ野球の世界にも時代のうねりがついに来た。ここにも先に記した世代交代の難しさが垣間見える。戦後プロ野球創成期を築いた世代からその遺産を受け継いだ世代、そして今の経営陣へ。経済状況や企業スポーツを巡る激変はあるにせよ、間違いなくスポーツとしての野球は曲がり角に来ている。若い層の野球離れ、サッカーに代表されるスポーツの多様化、企業丸抱えのスポーツ振興の限界。様々な要因が一気に露呈している。今回のニュースにしてもプロ野球解説者の栗山英樹さんがいみじくもテレビで語っていたように、やるべきことをやったあとの本当の最後の手段だったのか?企業側がプロ野球の側に立ち、その目線で状況改善の方策を何も打たないまま、ファンないがしろのままの突然の発表に見えて仕方がない。セパの交流戦プロ野球機構が先頭に立つ経営改善、リーグ戦力の均衡化などやるべきことがまだあるのでないか。もう一球団が「盟主」の名のもとに独善的なリーグ支配は見たくない。これからの動向に注目していきたい。
でも今現時点でも大きくプロ野球の魅力は薄れているが、自分自身。