二〇〇五年、ブッシュは何をやるのか―日本はどう生き残る
今さらながら1月発行の本書を読み、第2次ブッシュ政権が世界に対してどう振る舞っていくか等を考える。日本のマスコミではほとんどみられない(というか報じない?)アメリカ政権戦略の裏をかいま見れる情報もあり、有益だった。
以下視点メモ。
- 軍事的な技術の進歩は驚くほどの速さで進行しており、米軍を世界各地に展開、駐屯させる必要はない。
- アメリカ自身が孤立主義を望んでいることと相まって、「世界の警察」よりも「自国の利益」を優先する。
- エネルギー戦略への布石、中央アジア諸国へ石油利権を確保するための戦略
- アメリカ国内の「分裂」、二分化というより個人がそれぞれの方向へ分裂していく。
- 日米安保体制の空洞化(アメリカ軍の撤退戦略)によって日本は自衛隊をどうするか等、国家的な岐路にある。
- 作者: 日高義樹
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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