2006-01-31から1日間の記事一覧

「人間というもの」司馬遼太郎 より 続き

認識は、わけ知りをつくるだけであった。 わけ知りには、志がない。志がないところに、社会の前進はないのである。志というものは、現実からわずかばかり宙に浮くだけに、花がそうであるように、香気がある。 「菜の花の沖 三」 「女がその美貌をまもるよう…