2005-06-18から1日間の記事一覧

平家物語 あらすじで楽しむ源平の戦い

大河ドラマのかすかな影響で源平時代をもっと知りたいと思いながら読了。平家物語の入門編として最適か。あらすじだけを追っていけば、「諸行無常の響きあり」が全編を覆う物語だが、人間の物語としても現代に通じる面白さがありそうだ。ある意味いやいや古…

水の環境史 「京の名水」はなぜ失われたか

京都の近代水道建設を中心に、水と現代の関わりを描いていく。近代化によって変貌する京都の姿が近代日本の都市の縮図としてもみえてくる。琵琶湖疎水の建設によって水の供給が「一元化」(上下水道を近代水道だけに頼る)してしまった京都の現実を考えると…

勝者の組織改革

「敗者の美学」「体育系」といった言葉にとても強い違和感を覚える。これらの論理では真に強いスポーツ界は生まれない、そんなことを改めて感じる一冊。前にも書いたが、未来へのビジョンから現実の行動へ、どんな社会、分野にもあてはまる日本の遅々たる改…